予測市場:一般ユーザーを暗号資産の世界へ導く新しい消費者向けアプリ

レポート
これまで、一般ユーザーが暗号資産の世界に入る流れは、ウォレットを作成し、DEXで取引し、スワップを行い、DeFiを利用するという順序で語られることが多くありました。しかし、 Polymarketのアクティブユーザー857,377人を対象にした90日間の調査では、 約60%のユーザーが、Polymarketを利用する以前にDEXで取引した経験がなかったことが明らかになりました。つまり、多くのユーザーにとって予測市場は、暗号資産利用における「5番目のステップ」ではなく、暗号資産に触れるための「最初のステップ」だったのです。
 
本記事では、こうしたユーザーの特徴をデータから分析し、次の暗号資産ユーザー層がどこから生まれるのか、そして予測市場がその入り口としてなぜ注目されるのかを探ります。

1. 予測市場はDeFi以外のユーザー層にも広がりつつある

DEXがユーザーに問いかけるのは、「何を買いたいか、何を売りたいか」です。一方、予測市場が問いかけるのは、「何が起こると思うか」です。暗号資産にまだ慣れていないユーザーにとって、後者の問いのほうがはるかに直感的で、答えやすいものです。この傾向は、データにも表れています。 Polymarketのアクティブユーザーの約60%は、最初の取引を行うまで、DEXを利用した経験がありませんでした
これは、多くのユーザーがスワップやトークン取引を経由せず、予測市場を通じて直接暗号資産の世界に参加していることを示しています。つまり、予測市場はDeFiの「下流」に位置するサービスではありません。それ自体が、暗号資産への独立した「入り口」として機能しているのです。ユーザーは、スワップ、トークン探し、流動性プールといった従来のオンチェーン体験を経ることなく、まず自分の見解をもとに市場へ参加します。資金の投入や決済は、背後にある暗号資産レイヤーによって処理されます。

2. Polymarketは独立したアプリのように機能する

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PolymarketをDEXよりも頻繁に利用しているユーザーを見ると、1人あたりの平均取引回数は、90日間で Polymarket上の約定が1,194.5回だったのに対し、DEXでの取引はわずか11.9回にとどまりました。これは、PolymarketがDeFiに付随する単なる追加機能ではないことを示しています。ユーザーはアプリ内に活動を集中させており、多くの人にとって、Polymarketは暗号資産利用のルーティン全体を担う存在になっています。

3. ユーザーはステーブルコインを資金源としており、チェーンではなくアプリを重視している

こうしたユーザーがDEXを利用する際、その活動は投機とは大きくかけ離れています。実際、観測された DEX取引量の79%は、ステーブルコインのスワップ、主要なL1・L2トークン、そして主要暗号資産のスワップによるものでした。ミームコインの取引は、わずか1%にすぎません。彼らは暗号資産を「遊び場」としてではなく、ツールとして利用しているのです。
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彼らが重視しているのは、基盤となるチェーンそのものではなく、アプリ体験です。PolymarketはPolygon上で稼働していますが、ユーザーのDEX取引量のうち、Polygon上で発生している割合はわずか6%にとどまります。一方で、彼らのより広範な暗号資産活動は、流動性が高く、知名度のある主要資産が集まる主要チェーンへと向かっています。つまり、ユーザーの次の行動先を決めているのは、基盤となるブロックチェーンではなく、利用したいアプリなのです。

4. 予測市場は単なる一回限りの取引の場ではない

Polymarketに流入した資金は、すぐに外部へ流出しているわけではありません。取引量が10万ドルを超え、かつDEXでの活動が確認されていない大口ユーザー層では、 流入したUSDCの89%が取引所へ戻るのではなく、プラットフォーム内のウォレット間で移動していました。取引所へ直接戻る資金の流れは、ごくわずかにとどまっています。
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つまり、ユーザーは取引所やDEXとの間で資金を頻繁に出し入れするのではなく、アプリに資金を持ち込み、そのままアプリ内で活用し続けているのです。残高、取引、結果はすべてアプリ内に存在し、ブロックチェーンはその裏側で静かに機能しています。
 
ここから見えてくるユーザー像は明確です。予測市場のユーザーは、アプリを起点に行動する傾向が強く、ステーブルコインを資金源として利用し、イベントに反応します。多くのユーザーは、流動性プールが何であるかを詳しく理解しているわけではありません。ただ、自分の見解を持ち、それに基づいて行動できるシンプルな手段を求めているのです。
 
そして、その需要は非常に大きいものです。2026年6月中旬、FIFAワールドカップが佳境を迎えた際、予測市場の 1日あたりの取引高は60億ドル近くに達し、前週比で約5倍に拡大しました。主要イベントは、もはや暗号資産コミュニティ内だけの話題ではありません。一般ユーザーを大規模に引きつけるきっかけになりつつあります。
 
これは、暗号資産のオンボーディングにおける重要な変化を示しています。人々は、暗号資産を複雑なものとしてではなく、実用的な体験として提供するアプリを通じて、オンチェーンの世界に入ってくる可能性があります。ウォレットや取引所に求められる役割は明確です。資金の投入、注文執行、決済をシームレスにし、次の波のユーザーがその仕組みを意識しなくても利用できる環境を整えることです。これこそが、Bitget Walletが目指す未来、つまり「バックグラウンドで機能する暗号資産」なのです。
 
レポートの全文は こちらでご覧いただけます。


 

Bitget Walletについて

Bitget Walletは、暗号資産をシンプルに、安全に、日常生活で使いやすいものにするために設計された、日常的な金融アプリです。世界中で9,000万人以上のユーザーに利用されており、暗号資産の スワップ収益化、さらには 暗号資産カードを使ったステーブルコインでの決済まで、あらゆる機能を網羅したオールインワンプラットフォームを提供しています。このアプリは、高度なセキュリティと3億ドルのユーザー保護基金によって支えられ、より迅速で国境を越えたオンチェーン金融を実現します。Bitget Walletは完全自己管理型ウォレットであり、ユーザー資金、秘密鍵、ユーザーデータを保持または管理しません。取引はユーザーによって署名され、パブリックブロックチェーン上で実行されます。
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